家元紹介
流祖 内藤光風(ないとうこうふう)1905年~1997年
兵庫県加西市の呉服商の家に生まれました。
伝統文化を大切にする家風の中で、子どもの頃からいけばなに目覚め、卓越した才能を発揮し幾多の流派を極めた後、時代に先駆けた独自の花型を確立し「光風流」を創立しました。
その理念は「時代の移り変わりに合わせて、いけばなも古典から新古典、現代花と新展し、時代を超えて生活に溶け込み、皆さんに楽しさを与えるものでなければならない」と言うものです。
特に人の生きる道を「和合・恵み・技」など、人生の指針として大切に考え、花のお稽古とともに人としての生き方も楽しく学ぶことを大切にしました。
常に先を見つめる光風の確立した花形は、どの方向から見ても美しく深みのあるものになっており、時代の流れによる住宅環境の移り変わりや、人々の価値観の変化に柔軟に対応し、あらゆる場、あらゆる機会、すべての人々に楽しんでいただく事が出来ます。
・出版
昭和55年3月23日 光風流いけばな教本(上巻)
平成3年8月25日 光風流いけばな教本(中巻)
平成3年11月24日 光風流いけばな教本(下巻)
二世家元 内藤正風(ないとうせいふう)1962年~
現在は、内藤光風の教えを継いで 内藤正風(内藤光風の長男) が平成5年(1993年)に二世家元を継承しました。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、生花(せいか)の新しい可能性を広げる「生け合せ」などを提唱し、いけばなの新展と普及を行っています。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。皆さんの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」であるという考えから、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。いけばな未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及など、多方面にわたり活躍をしています。
・現在の主な役職
光風流家元二世、日本いけばな芸術協会 常任委員、兵庫県いけばな協会 副会長、加西市いけばな協会 相談役
・受賞
2011年 半どんの会文化賞(現代芸術賞)
2017年 加西市制50周年記念市政功労者表彰(教育文化部門)
2021年 兵庫県功労者表彰(文化功労)
・出版
平成12年11月19日 光風流の格花
平成22年12月1 日 光風流いけばな教本(栄華秀英の巻)
平成26年 3月 神戸新聞「神戸新聞を読んで」連載
令和 2年11月14日 光風流いけばな教本(千紫万紅の巻)
・SNSなど
内藤正風Blog / https://naitoseifu.com/
内藤正風Facebook / https://www.facebook.com/seifu.naito
内藤正風Twitter / https://twitter.com/kofuryu_iemoto
内藤正風instagram / http://instagram.com/seifu_naito/
副家元 内藤貴風(ないとうきふう)1990年~
平成25年(2013年)、 内藤貴風(内藤正風の長男)が副家元に就任しました。
次期家元として、いけばな指導や展覧会をはじめとする流派の運営に携わるほか、病院や店舗、会議会場のいけばな装飾、学校華道の指導など、若い力でいけばなの魅力を皆さんに伝えるとともに、いけばなの可能性を益々広げています。
・現在の主な役職
光風流副家元、日本いけばな芸術協会 特別会員、兵庫県いけばな協会 幹事(展覧会副委員長)、加西市いけばな協会 理事